昨今は終身雇用というよりはキャリアアップのために転職される方も増えていると思います。また、人材不足で売手市場ともいえます。会社によってはSPIによるテストを実施するところもあります。とある方の体験談が参考になると思うので記事にしました。
選考を効率よく進めるためにSPIを使っている
Aさんは勤めていた会社の風土に疑問を感じて転職することを決意しました。
良い会社があったら受ける、というスタンスで急いで転職をする感じではありませんでしたが、転職活動をする中で自分の気持ちもハッキリとしてきたそうです。
そんな時、ある受けた会社の書類選考がとおり、1次試験を受けることになりました。
1次試験にあたりSPIを実施することが通知されました。
新卒で入社したときにSPIを受けた記憶がなかったので、転職時に実施されると聞いて焦ったそうです。
とはいえ、募集要項に書かれていたので対策できた
まず転職なのにSPIを実施する目的は何だろうと考えることからスタートしました。
企業としてはすぐに現場に投入できる人材を欲しており、採用活動に使える時間はそれほど長くありません。
なので、選考を効率よく進めるためにこのシステムを採用していると考えました。
また、採用活動に時間とお金をかけた結果、入社した人材にすぐ辞められてしまうとダメージが大きいです。
業務が停止してしまうだけでなく、また採用活動を再開しなければなりません。
そういったリスクを排除するために、企業は最大限の警戒を示しています。
適性がないと判断された場合、それだけで不採用になる可能性も高いと思いました。
SPIはミスマッチ防止の手段でもあります。
企業研究も大事
もちろん、相手によって理想としている人材はどうなのか、企業研究を行いました。
そのプロセスで認識したことが一つあり、これによって対策の効率が上がったのは間違いありません。
すなわち、業務にスムーズに適応して継続できる人材であることをアピールできるように準備しました。
この意識を強く持って取り組んだことが功を奏しました。社風や配属先の雰囲気に合っていると思ってもらえたそうです。
SPIで気にしたこと
最も気にしたのは問題数であり、それらを制限時間内にしっかり解くことを心がけました。
丁寧に、解答率を高めるために全力を注いだことを覚えているそうです。
参考書を購入して、現職で忙しいながらも1週間ほど徹底的に学習しました。
構造的な把握能力を確かめる出題もあったので、そちらを入念にトレーニングしたこともポイントだったようです。
オンラインのタイプではなかったので、筆記が得意なAさんは有利だったと感じたそうです。
模擬試験に何度もチャレンジしたおかげで慣れたことも大きかったようです。
出題の傾向をあらかじめ知ったことで、緊張せずに臨めるようになったのです。
正しく準備をしていれば、一気に引き寄せられる試験(検査)だと実感しました。
SPIにもいろいろ種類がある
SPI3という試験もあります。
こちらは性格に関する検査が追加されており、対策にもその分だけ時間がかかるようになります。
ミスマッチを防げる可能性は高まりますが、検査の結果による不採用のリスクも大きくなってしまうかもしれません。
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