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転職面接の定番質問でも悩む「特技」。「趣味」との違いと、どうしてもの時の無難な答え。

転職面接でもよく聞かれる「趣味」「特技」について、答えに悩む方も多いのではないでしょうか。「趣味」と「特技」の違いも曖昧で、適切な回答に戸惑うこともあります。どうしてもの時は無難な答えでも、答えられないよりは良いですよね。それについて考えてみたいと思います。

そもそも「趣味」と「特技」って?

 志望動機や長所・短所、学生時代に力を入れたこと、ブランクがある場合はその理由など、転職面接における定番質問はいくつかあるでしょう。

 また、キャリアプランや入社してやりたいこと、希望の職種など、これからの将来に向かって聞かれることもあるでしょう。

 そんな中、私にとっていちばん面倒で悩ましいのが特技にまつわる質問です。

 正直、履歴書の欄も特技と趣味が同じことが多いし、どこからを特技と言っていいのかよくわかりませんでした。

 「○○が得意!」と言ってもそれより上手な人もいるし、趣味との違いについて、(面接におけるという点で)きちんと理解できていなかった気がします。

どこに視点をおくか

 一般的な捉え方でしょうが、「他の人よりも高いパフォーマンス・特殊能力を発揮できるもの」が特技、「専門的な知識・スキルが無くても好んで興じているもの」を趣味と考えていました。

 両者は似て非なるものです。それを面接で聞くということの意味を考えました。

 面接官が聞きたい「特技」は、特定のスキルや才能を指し、仕事に直接関係しそうなものなのではないか、と思いました。

 「特技」を尋ねる理由は、「仕事にどう役立つスキルを持っているか」を知りたいから、と定義したのです。

 一方、「趣味」はリラックスや楽しみのために行う活動で、仕事とは関係のないこと=面接時のリラックス=アイスブレイク的な質問ではないか、と定義しました。

 なので、趣味を聞かれたら、本当に好きなもの=料理・音楽鑑賞・映画鑑賞・読書・カメラ・筋トレウォーキング・旅行・ゲーム・カフェ巡り・ドライブ・釣りetc. 受け答えができるものを選ぶのが良いでしょう。

その上で特技を考える

 特技でよくある回答例としては、「英会話」や「人とのコミュニケーション」、「プログラミング」「ライティング」「暗算」などでしょうか。 

 具体的なエピソードや成果を交えて説明すると効果的だと思います。

ちょっと特殊な例を紹介します

 その方は競馬が趣味だったそうです。もしかしたら共感を得ることが出来るかもしれないと思い、特技が「競馬予想」であると回答したところ、思いのほか話が広がってその場の雰囲気が良くなったそうです。

 ここでポイントなのは、「競馬が好き」に終始することではなく、「的中率も回収率も比較的高め」で「見定める力」についてアピールしたことです。

 面接を受けた日の数日後に大きなG1レースが開催されるというタイミングでもあり、話に花が咲いたという状況だったそうです。

 面接におけるトークスキルとともに、「特技」が、仕事に必要な「判断力」として評価された部分もあったのではと思慮します。

それでも何も思いつかない時

 しかし、特技が明確でない場合や、面接に関連する特技を思いつかない場合もあります。

 そんな時は、無理に特技を捻り出すよりも、仕事に活かせる他のスキルや経験を強調するのが良いでしょう。

 例えば、チームでの協働経験やプロジェクトを成功させた実績などを挙げることで、自分の強みを効果的に伝えることができます。

 また、特技が趣味に近いものであっても、その趣味を通じて得たスキルや知識が仕事にどう役立つかをアピールすることも一つの方法です。

まとめ

 最終的には、特技の有無よりも、その特技やスキルをどのように仕事に活かせるかをしっかりと説明することが大切です。

 無難な答えとしては、「コミュニケーション能力」や「問題解決能力」など、どの職種でも求められるスキルを挙げると良いでしょう。

 面接官にあなたの価値を伝えるためには、自信を持って自分の強みをアピールすることが重要です。

 これにより、面接での評価が高まり、転職活動の成功に繋がるでしょう。

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