「父の日」をビジネスチャンスとして考える

もうすぐ6月になり、父の日がきます。感謝の気持ちをお手伝いする＝商売としてはビジネスチャンスになります。

あらためて父の日とは？

　毎年6月の第3日曜日といえば父の日ですが、日本では日頃お世話になっている父親に感謝する日として定着しています。

　元々はアメリカで発祥した祝日が始まりで、母の日の後に誕生して普及しました。

　日本にはその後アメリカから伝えられ、父親に感謝の言葉を伝えたりプレゼントを贈る日になっています。

　父の日は母の日に隠れがちな印象ですが、逆に考えるとそれはビジネスチャンスで、母の日並に盛り上げられる可能性を秘めていることを意味します。

　父の日というと、ワイシャツやネクタイ、ベルトのように普段の仕事に関わるアイテムを選んで贈りがちです。

　しかし、仕事を忘れて楽しんでもらう贈り物の提案ができれば、父の日のイメージは変化して更に大きな商機が生まれることに繋がるでしょう。

　勿論、何がウケたり定着するかは未知数ですし、ただ単に提案すれば普及拡大するほど簡単でもないです。その為、販売促進を含めて地道にビジネスチャンスを育てたり、拡大していく必要があると考えられます。

　父の日をよりビジネスチャンスとして確固たるものにするには、感謝を示す日をキーワードにして掘り下げたり、具体性のあるイメージを確立して提示すべきでしょう。

　例えば贈り物をするのは誰か、贈り物を受け取る父とは具体的に誰を指すのか、そこから再構築するつもりで取り組みを始めることになりそうです。

　そうするとビジネスチャンスとしての父の日像が見えてきますし、贈り物の価格帯や売り場のデザイン、売り込み方などのヒントも分かってくるでしょう。

　既存の父の日の延長線上にビジネスチャンスを見出すことも不可能ではありませんし、定番に捻りを加える形でこれまでと違った贈り物の提案をすれば、商機は格段に増えると思われます。

　母の日と同じようなやり方だと、新鮮味がなくてウケる可能性は低いですから、やはり1から新しい記念日、お祝いの日を生み出すつもりで臨む必要がありそうです。

　父親にあたる男性は、女性と比べて経済的に余裕があったり使えるお金が多い傾向があるので、ビジネスチャンスを発掘できれば大きな利益が狙えます。