設備資金にせよ運転資金にせよ金融機関に対して根拠のある計画を示すことが大切です。
また、融資が実行されるまでに時間がかかる場合もあります。その場合、つなぎ融資の検討も必要になってきます。
事業用資金を確保するには
事業用資金を確保するための方法には、銀行から融資を受けるというものがあります。しかしながら、銀行借入は一筋縄ではいきません。資金使途と返済財源を明確にした上で申請を行う必要がありますが、根拠が不十分であれば銀行は融資を行ってくれないでしょう。コツを押さえておくことで、借入に成功できるようにしておくことをおすすめします。
ストーリー（経営計画・資金計画）を描こう
まず、分かりやすいシナリオを用意しておくことが大切です。資金使途と返済財源について上手に説明できない経営者は多く、ここで躓くケースがほとんどだと言えます。
使ったお金以上に利益を生み出せることを説明すれば良いだけなので、難しく考える必要はありません。融資を受けるお金で何を行い、どのくらいの期間でどれほどの利益を出し、何か月後に回収や返済を行えるのか説明すれば良いでしょう。
このときに大事なのは根拠も添えることです。過去の販売データなどを引用し、確実に利益が出せることをアピールする必要があります。お金の流れを時系列に説明すること、過去の実績から根拠を用意しておくと、納得してもらえる内容に仕上げられるはずです。
まとめ
シナリオに信憑性があれば融資を受けられる可能性が高まりますが、新規融資の際は全く信頼関係がないところから交渉を始めなければならないため、不利であることには違いありません。
成功させるためには、融資を受けたい銀行と取引している企業に紹介してもらうという手もあります。既に銀行と信頼関係がある企業が紹介するのであれば、新規でも安心感を持ってもらいやすいです。信用度を高めることですんなり融資が受けられるケースは多いため、コネクションを活用する方法も検討してみると良いでしょう。
銀行借入で資金を調達している会社は多いですが、簡単なことではないと言えます。申し込む前にどういった対策が効果的なのか、成功のコツは何であるか理解しておくことで、成功率が高められるようにしておきましょう。
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