展示商談会（販売会）で来場者の目を引くには

展示商談会ではたくさん出展している事業者の中から、自社を見つけてもらわなくてはなりません。短い時間で印象に残るような仕掛けをしていくことが大切です。そのための１つとして目を引くディスプレイづくりが大事になってきます。

短い時間で興味を持ってもらえる工夫を

　展示商談会に訪れる来場者は短時間で会場を見て回るため、自社の存在をアピールするためには一瞬でどのような会社であるか、どんな商品やサービスを提供しているのか伝えなければいけません。

　そのために重要となるのは、ディスプレイです。

　ディスプレイで目を引くことにより、会場内で多くの注目を集めビジネスチャンスにも繋がります。商談の第１歩として興味を引くためにディスプレイは効果的ですから、見せ方や配置にはこだわりましょう。

　ディスプレイで目を引くためには、伝えたいポイントに合わせて配置を考えなければいけません。

　例えば複数の商品を展示しながらも、一番売りたい商品がある場合はピンスポットを当ててみたり、その商品だけライトのカラーを変えるのも良いでしょう。

　また、ブースに訪れる来場者を増やしたいなら、入口付近に興味を引く仕掛けを配置するのもおすすめです。

　仕掛けに興味を持った来場者がブースの中に入ってくれれば、他の展示物にも興味を持ってくれる可能性は高まります。

　比較的大きなブースが用意されている場合、来場者の動線を考えるときには、必ずしもブースの作り・配置によって一概に言えませんが、左回りを意識するのも一案です。左回りは人間の動きに自然と馴染んでいるため、マーケティングやコンビニなどでも意識されています。

　ブースの動線設計をするときには左回りを意識しつつ、入口を入りやすくして扱っている商品の魅力をわかりやすく伝えることを意識すれば、集客力はアップすると思います。

　ディスプレイで目を引くためには、色の統一も重要です。

　複数の色を取り入れたデザインでは、まとまりがなく来場者の印象にも残りません。

　しかし花屋で色を一色で揃えるようにブースの色も統一すれば、非常にわかりやすくなりインパクトも与えられます。

　商品のイメージカラーに合わせた色に統一すれば、ディスプレイで目を引く効果を高められるでしょう。

　展示商談会では、商談の第１歩として興味を引くことが何よりも大切です。そのためブースの設計を考えるときには、ディスプレイの配置や色に注意してください。