IT経営サポートセンターとは中小機構が運営する、IT利活用について相談ができるオンライン面談のサービスです。DX推進が求められる現在、有効なツールの1つと言えます。ある企業の事例をご紹介します。
ITで経営を強くする
支援先の経営者が企業のさらなる発展を望んでいました。
しかし、ITに精通しているスタッフが少なく、DXに関して後れを取っていたのが実情です。
移り変わりの早いビジネスシーンにおいて、このままでは負けるという危機感だけが募っていました。
やはり、専門家のアドバイスを仰ぐことが有効ですが、そのような人脈を持っていません。
そこで提案したのがIT経営サポートセンターの活用です。
相談にいたるまで
ただし、この提案はスムーズに受け入れられたわけではありません。
むしろ従来のやり方にこだわる保守派の反対を受けることになりました。
そこで、ITの活用について有効性を示すことにしました。
当社はそもそも自社の抱える課題さえも分かっていない状態に思えました。
ここで動かなければ未来がないとさえ思えました。
クリアにしていくための方法が「ITの活用」に他ならないと説明しました。
ITツールの活用
そのように説明し、IT戦略ナビについても話しました。
経営課題を浮き彫りにできるというメリットは理解してもらえました。
しかし、それを達成するために必要なツールの検討がつきません。
反対派はそのように反論してきたので、ツール選びに関しても専門家に助言を受けられると説明しました。
この段階で自社にとって効果があることを感じ始めました。
特に好印象を与えたのはオンライン面談のサービスです。
これまで立地についてコンプレックスを持っていた人が割と多いと分かりました。
しかしインターネットの普及で場所を選ばずに面談が実施できるため、都心から離れた立地でも問題ありません。
相談の実施へ
その流れで相談の予約の仕方も教えました。
専用の画面上にあるカレンダーを示し、そこで日時を選ぶことを解説したのです。
その後に行う予約フォームの入力も同様ですが、いずれも直感的に行えるので興味を持ち始めました。
自分たちでもできそうという手ごたえが、意識をポジティブな方に向けたというわけです。
そこまで終われば、後は受付の完了を知らせるメールの到着を待ちます。
そこにURLが貼ってあるので、それをクリックすると参加が可能です。
もちろん経営者も同じように思っており、さっそく相談する決意をしていました。
コメント