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今後さらに求められるサーキュラーエコノミーとは

サーキュラーエコノミーという言葉を耳にする機会が増えています。これまで環境を考えるうえであったバイオマス素材の利用と補完する関係性であると思います。両輪で環境問題を考えていきたいですね。

サーキュラーエコノミー=循環型経済

 サーキュラーエコノミーは、直訳すると循環型経済になり、環境問題に深くかかわる言葉になります。

 経済のシステムの中で発生する製品や原材料などを破棄をするのではなく、資源としてリサイクルや再利用に活用して、限られた資源を守り、循環させる新たな経済システムです。

「これまで」と「これから」

 これまで、生産~使用~廃棄という流れが経済の活動が主流だったのですが、この方法は製品の使用後に大量の廃棄物が発生することまでは考えられていないリニアエコノミーでした。

 大量に生産をして処理することができなかったものは廃棄されてきたのですが、この行為が環境汚染に繋げ生態系に悪影響を及ぼしたり、二酸化炭素の発生を促すことにより、環境破壊に繋がっていき世界的に問題視されています。

 このことから地球にある限られた資源を維持しつつ、経済を持続させるためには、サーキュラーエコノミーが必要になります。

その上で「サーキュラーエコノミー」と「カーボンニュートラル」

 イギリスを拠点として活動している、サーキュラーエコノミー推進団体のエレン・マッカーサー財団が示すサーキュラーエコノミーは、以下の3原則を挙げています。

  1. 廃棄物と汚染を生み出さないこと
  2. 製品や素材を(高い価値の状態のまま)流通・循環させ続けること
  3. 自然を再生させること

 「リデュース・リユース・リサイクル」の”3R”と”サーキュラーエコノミー”は似て非なるものになり、違いがあります。リデュースの目的は「ごみを減らすこと」、リユースの目的は「同じものを繰り返して再度活用すること」、リサイクルの目的は「廃棄物を資源として再活用すること」になります。

 このことを踏まえると3Rは、「廃棄物をできるだけ出さないようにする活動」になるので、少なからず廃棄物が出てしまうということになります。

 しかし、サーキュラーエコノミーは、最初から廃棄物を発生させないという考え方になるので3Rとは異なるのです。政府は2050年までに「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」”カーボンニュートラル”を目指すことを宣言しています。

まとめ

 サーキュラーエコノミーとカーボンニュートラルは、密接関係にあり、カーボンニュートラルを実現するにはサーキュラーエコノミーの取り組みが必須になります。

 国際目標のSDGs(持続可能な開発目標)とも深い関連性があります。SDGsのほとんどの目標で触れられている二酸化炭素の排出による地球温暖化や気候変動などの環境問題になり、この課題をクリアするためには循環型経済が必要になってきます。

 このことから、世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題などの多くの問題を解消させるためには、サーキュラーエコノミーは必要になるのです。

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