心の病で休職する方も多い昨今、周囲にいつもと様子が違う同僚が見られたときはどうするのがいいのでしょう。答えがあるわけではありませんが、良い方向に共に進みたいものです。大好きな同僚がある日突然、会社にこなくなった、となる前にできるケアはしたいものです。
メンタルはある日いきなり折れる(ように見えることもある)
ストレスが多いといわれている現代社会では、目に留まる以上にたくさんの方がメンタルを病んでいる場合が少なくありません。
しかし自分にその経験があってもなくても、他人に声を掛けるとなると当事者でないだけに難しい問題をはらんでいるのではないでしょうか。
なぜならば自律神経などを同僚が病んでいるのではないかと感じたとしても、原因を知っている場合ならともかく簡単に声を掛けることは逆効果になるかもしれないからです。
どんな言葉を送るべきか
さて心を病んでいる人に声を掛ける時に一番気を付けることは、「頑張れ」の言葉をいわないことだとよく耳にします。
実際病んでしまうまでの間、その人はさんざん頑張ってきたと推測されます。
自分の心に鞭打ち、叱咤激励して毎日を過ごしてきたとも考えられます。
そしてそのような人が自律神経などを病んでしまったのではないかと周囲が気がつくまでには、相当な時間の経過があったことでしょう。
だから他人からの励ましや説教のような言葉は、すでにその人にとっては無意味だといっても過言ではないのです。
心配だとしても我慢(も時には必要)
それよりもまずは普段どおりに接することを心掛けると同時に、余計な声掛けをしないことこそが重要です。
その上で病んでしまった同僚が、自分の方から話し出しやすい職場環境を会社全体で作り出すことが大切なのです。
また「頑張れ」の反対に「無理しないで」を繰り返すのも、良いように見えてかえってプレッシャーと感じてしまう場合もあります。
だからこそ自律神経などを同僚が病んでしまったとき、多くの方が声掛けとして気を付けることはその人の心に寄り添う言葉が何かを知ることです。
まとめ
「頑張れ」も「無理しないで」も駄目なら、一体全体何をいえば良いのと思うことは多いかもしれません。
実はメンタルを病んでいる方は、一日を乗り越えることが一般の状態の方よりも非常に大変なことなのです。
そこで一日の仕事の終りなどに、「今日も一日やり通しましたね」といった言葉でねぎらいの気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。
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