
SDGSは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。17の目標が掲げられています。
ビジネスシーンにおけるSDGs

ビジネスシーンにおいて「SDGs」という言葉に接する機会が増えてきていますが、詳しくSDGsについて知らないという方も多く、企業としてSDGsに取り組み経営に活かすことの意義など、正しい知識を身につけることが重要です。
そもそもSDGsとは

そもそもSDGsとは2015年9月に開催された第70回国連総会において採択された、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。持続可能な開発とは、環境と開発に関する世界委員会が1987年の国連総会に提出した報告書の中で取り上げた概念であり、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」という意味を持ち、現代の人々の欲求を満たすための開発で、地球環境の破壊や経済成長を阻害してはいけないため、環境と開発が相反するものと考えず、共存していくためには節度ある開発が求められます。
そこで発展途上国、先進国といった区分を超えた全ての国々の人々が協調し、2030年までに達成すべき人類共通の課題として17の目標(と169のターゲット)が掲げられました。
17の目標
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
企業での取り組みと社会的関心

日本国内においてもSDGsに対する注目度は非常に高く、多くの企業が様々な取り組みを開始していますが、SDGsの取り組みを重要視する理由として、様々な面で経営に活かすことが出来ることが挙げられます。現在社会的にこの取り組みに関心が集まっていることもあり、企業が真剣に取り組んでいることが社外に伝わると企業としての信頼獲得や、ユーザーから選ばれる要因になるなど、企業の持続的発展につながります。
まとめ

他にもSDGsには世界規模の課題を含んでおり、企業が本格的に取り組むことでそれまで自社が検討してこなかったビジネスチャンスに気付くきっかけにもなります。取り組みを推進していけば他社・行政ともに企画を打ち出す機会も出てくる可能性が高く、1社では生み出せなかったアイディアによって新しいビジネスが生まれることも珍しくありません。
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